- ビジネス文書をかりやすく書くための方法を非常にていねいに説明した本です。
作者は、ビジネス文書をわかりやすく書くためには、導入部を挿入することで読み手にあらかじめその文書の全体像を見せることが非常に大事だと述べています。また、具体的な記述にあたっては、文書は論理的でなければならないと述べています。さらに、論理的に書くとはどのようなことか、論理的に書くためにはどのようにすればよいかを事例をあげながら説明していきます。
私は、この本がとても好きです。なぜなら、文書を書くときに一番時間がかかる部分である文書の構成方法が書かれている初めての本だったからです。本書は分厚く、読みこなすのにもかなりの思考・時間を必要としますが、難解な本ではありません。腰を押し付けてじっくり読み、そして実践すれば今まで文書が苦手な人でも劇的に文書が変化することを保障します。副次的な効果として論理的思考方法も身につくようになるはずです。読者の努力次第でこの本の価値が決まると思います。 - 購入したのは一年前。ペンで書きこみながら数回通読した。
この本の論点は参考になるし、重要なスキルだと思う。
ただ、論理的な表現の仕方を述べているこの本自体が読みにくい。
一例をあげると、この本には演習を兼ねた例文がたくさん記載されているのだが、例文のなかの前提状況が予め述べられていないので前後関係がわかりにくい。理解するまでに無駄な時間がかかってしまう。まるで「起承転結」のなかの「起」が述べられていないので話の内容が頭に一向に入ってこないようだった。
それ故に、この本を読んだ後にいつもなら難しく感じる哲学書を読むと簡単に感じたくらいだ。
また、アメリカ人特有の図解表現が多用に用いられている。しかし、「なんでこんな簡単な説明をあえて図解を用いて紛らわしくしているのか?」と感じる場面が何度もあった。
個人的には「ロジカル・シンキング(著:照屋 華子)」をお勧めしたい。この本の要旨を簡潔に現代的に述べているので、より簡単に知識を得やすいと思う。
- 翻訳は悪く、内容も難しい。それでも尚、素晴らしい本です。ロジカルシンキングのあるべき姿を示してくれています。私が尊敬するあるコンサルタントは、この本は20回まで読まなければならない、と力説していました。
私自身、これまでに5回以上読もうとして、そのうちの1回を除き、全て途中で挫折しています。しかし、はじめに、でも述べられているようにこれを全て最初で理解する必要は無いと思います。(例えば第3部はプロのコンサルタント向け、とあります。)最初はとにかく第2部、それも厳しいならば第1部までを読んで頭に叩き込んで、日常的に訓練していくと良いと思います。
【こんな人にオススメ】
●じっくりとロジカルシンキングを身に付けたい人
●クイックにロジカルシンキングを身に付けたい人(第1部のみ)
●ロジカルシンキング本を何冊か読んだ人 - 本書の目的は人に解かり易い文書を書く事と考える技術です。
わかりやすく書く為にはピラミッド構造を用いて頂上に
自分の伝えたい唯一の考えを示す事です(階層構造)。
そのためには縦方向にはトップダウンとボトムアップを用いる。
横方向には横の並んだ考えのグループは何らかの論理的な共通点を
持ってグループ化されている。
何故トップダウンに配列するかと言うと読み手はトップダウンに考えを
記憶しようとするから。だからトップダウンで書き手の考えを示されれば
読み手は理解しやすい。
ものを書く時の実際の作業はボトムアップ型で自分の考えをまとめようとする。
これらを組み合わせる事が書く事の作業になります。
今回は書く事しか字数が足りませんでしたが、みなさんもyahooを見る場合
まずトップページからディレクトリーに検索、各カテゴリーをみていくでしょう。
あれを文書作成でも行ないなさいと著者は説明しているわけです。 - 本書は何度もかみしめるように読んでそこに含まれる栄養を自分の
血肉とするまで使いたおす本です。
ドラッカーの書籍が経営の大系を記したことで尊敬を勝ち得たように、
ビジネス分野における問題解決法と論理的なコミュニケーション法の
大系を記したことがこの本の偉大さです。
しかし、考える技術(問題解決法)を学ぶにせよ、
ロジカルに書く技術を学ぶにせよ、
予備知識なしにこの本を読むと、とっつきにくさを感じるかもしれません。
それは「考える技術・書く技術」が大系を余さず記した本であるがゆえです。
本書のとっつきにくさは、英語をはじめて学ぶ人が何でも載っている
分厚い英文法辞典で勉強するシチュエーションに似ています。
何でも載っているため全てを一度に理解し切れません。
それならば要点だけをかいつまんで理解すればよいかもしれませんが、
予備知識が乏しいほど、どこが重要なのかはわかりづらいでしょう。
最初はもっと分量の少ない平易な文法ワークで、
重要事項に絞ってざっくりと理解するほうが早く上達します。
たとえば、問題解決法なら「問題解決プロフェッショナル」
ロジカルに書く技術なら「論理思考と発想の技術」
解決策を分かりやすくプレゼンするなら「マッキンゼー流プレゼンテーションの技術」
これらをさっと読んで要点をつかんでおくと、
本書をより早くより良く理解できると思います。
個人的には本書の第3部がとくに有益でした。
問題は定義できればその半分は解けていると言われますが、
問題を定義するとはどういうことなのか、
どう定義すればいいのか第3部では詳しい解説がなされています。